【2026年】シチズン vs セイコー徹底比較_あなたに合う国産時計の選び方
2026.07.17
国産時計を検討すると必ず突き当たるのが、シチズンとセイコーのどちらを選ぶかという問題です。両ブランドの違いを、光発電・精度・デザイン・サービス体制の4軸から整理します。
両ブランドの差は、性能の優劣ではなく設計思想の方向性にあります。シチズンは「光で動き続ける実用品」を、セイコーは「機構の階層を分けて頂点まで用意する」ことを軸に据えており、その差が価格帯・素材・デザインのすべてに一貫して表れています。
日頃多くの時計を取り扱っている中で感じるのは、両ブランドには明確な特徴の違いがあり、お客様の用途や好みによって最適な選択が変わるということです。どちらが上かではなく、どちらが自分の生活に噛み合うかで判断すると迷いが減ります。
創業理念の違いが製品ラインに表れる

シチズンは1918年創業で、「CITIZEN(市民)」という名前の通り、一般市民が手に届く高品質な時計作りをコンセプトとしています。一方のセイコーは1881年創業とより古い歴史を持ち、「時を創る」という理念のもと、世界初のクオーツ腕時計を開発するなど技術革新を重ねてきました。
この理念の差は、現在の製品ラインナップにもそのまま残っています。シチズンはアテッサ・シリーズ8・エコ・ドライブ ワン・ザ・シチズン・カンパノラを地続きに並べ、価格が上がっても「実用のための技術」という軸がぶれません。
セイコーは5スポーツ・プレザージュ・プロスペックス・アストロン・キングセイコー・グランドセイコーとラインごとに性格を切り分ける構成で、上位ラインに明確なプレミアムを与えています。どのラインを選ぶかを先に決めると候補が一気に絞れます。
エコドライブとセイコーのソーラーはどう違うか

比較で最も差が出るのが太陽光発電システムです。シチズンのエコドライブは微弱な光でも発電可能で、室内の蛍光灯やデスクライトでも充電が進みます。屋内で過ごす時間が長い方ほど恩恵が大きい方式です。
対してセイコーのソーラーは、効率的な発電と長期間の安定稼働に重点を置いています。アストロンのソーラー電波キャリバー7B72のように、受信と駆動をまとめて担う設計が主流で、屋外に出る機会が多く充電の機会がまとまって取れる使い方と相性がよい構成です。
「エコドライブは1976年に世界初の光発電式アナログクオーツウオッチとして誕生し、定期的な電池交換の必要がない」(シチズン時計株式会社公式サイト:https://citizen.jp/about/ecology/)
店頭でお客様から特に多く伺うのが、「電池交換を忘れて止まってしまった」という従来のクオーツ時計での経験です。光発電ならその心配がなく、手間をかけずに愛用できるという点で、どちらの方式を選んでも日常の負担は確実に軽くなります。
価格帯の設計思想が選び方を分ける
シチズンは2万円台から20万円台まで比較的幅広い価格帯で展開し、エントリーユーザーからビジネスマンまでをひと続きにカバーしています。上位にはザ・シチズンやカンパノラがあり、30万円台から100万円台までを担います。
セイコーはより明確に階層化された価格設定で、手の届きやすいエントリーモデルから100万円を超えるグランドセイコーまでが線引きされています。ラインごとの区切りがはっきりしている分、予算から入っても機構から入っても候補にたどり着けるのがセイコー側の特徴です。
シチズンとセイコーはどちらを選ぶべきか?4つの判断基準
結論を先に置くと、室内中心ならシチズン、屋外中心ならセイコーが噛み合います。精度・デザイン・サイズ感・サービス体制の4軸で順に見ていくと、自分がどちら寄りかがはっきりします。
精度と駆動時間を数値で比較する

| 比較項目 | シチズン | セイコー |
|---|---|---|
| 一般的なクオーツ精度 | ±15秒/月 | ±15秒/月 |
| 電波受信時の精度 | ±1秒以内 | ±1秒以内 |
| 充電効率 | 微弱光対応 | 高効率発電 |
| 最上位の精度 | 年差±5秒(ザ・シチズン) | 年差±20秒(スプリングドライブU.F.A.) |
どちらも十分な精度を持ちますが、差が出るのは光の取り込み方です。室内作業が多い方はシチズン、屋外での充電機会が多い方はセイコーが向いています。
上位ラインまで含めると精度の次元が変わります。ザ・シチズンは年差±5秒、グランドセイコーのスプリングドライブU.F.A.(キャリバー9RB2)はぜんまい駆動式として年差±20秒を実現しており、月差ではなく年差で語れる領域に入ります。ここまで来ると、精度は選定基準というより「どちらの技術に惹かれるか」の問題になります。
デザインと着用シーンでの印象はどう違うか
実際に多くのモデルを見ていると、シチズンは文字盤のレイアウトがすっきりしており、インデックスと針の情報量が絞られているため、ビジネスでもカジュアルでも浮きません。20代から40代の方に人気があります。
セイコーはクラシカルで重厚感のあるデザインが多く、特にグランドセイコーは独特の存在感があります。30代以上のビジネスマンや時計愛好家から支持されています。当店のスタッフは、グランドセイコーの「セイコーブルー」やダイヤカット針、多面カットインデックスについて、自然光の下での輝きが格別で、日本の「光と影」の美学を表現していると評価しています。
一方でシチズン側の意匠の核は文字盤の素材です。ザ・シチズンの土佐和紙の文字盤は、光の角度によって表情を変える繊細な仕上げで、カタログや写真では伝わりきらない奥行きのある質感があると、店頭で実物をご案内したスタッフは指摘しています。
サイズ感と装着感の差はどこに出るか
素材選択の違いが、そのまま腕の上の感覚に直結します。チタンはステンレスの約半分の重量でありながら耐久性と耐食性に優れ、毎日着用しても疲れにくく、金属アレルギーが気になる方にも扱いやすい素材です。シチズンはアテッサ・ザ・シチズンともにこのチタンを主軸に据えています。
セイコーもアストロンでは純チタンを採用していますが、プレザージュやグランドセイコーの主流はステンレススチールで、適度な重量感が高級感につながります。実際に着け比べたスタッフは、シチズン側は軽やかで日常使いに優れ、セイコー側は存在感のある着用感が楽しめると比較しており、手首のサイズや好みによってどちらがフィットするかは個人差が大きいと述べています。
つまり「軽さを取るか、重みの手応えを取るか」がこの軸の判断です。ここだけは数値やスペック表では決着がつかないため、両方を腕に乗せてみるのが最短になります。
アフターサービスと修理体制の実情
両ブランドとも国内メーカーの強みを活かしたサービス体制を持っています。シチズンは全国約1,400店舗でのサービスネットワーク、セイコーは約800店舗の正規サービス拠点があります。
当店での修理対応を見ていると、どちらも迅速で丁寧な対応をしていただけます。セイコーは、海外を含めた対応網の広さが強みになります。オーバーホールや点検のご相談は当店でも承っておりますので、購入後の窓口をどこに置くかも含めて検討していただければと思います。
タイプ別に見ると、どちらのブランドが向いているのか?
ここまでの4軸を、実際の使い方に落とし込むと選択はほぼ決まります。迷ったときは光の環境と手入れへの許容度の2つを先に決めてください。この2つが定まれば、残りのデザインや価格は候補の中から選ぶだけの作業になります。
| 条件・シーン | 向いているブランド | 具体的な候補 |
|---|---|---|
| 室内勤務が中心・充電の機会が少ない | シチズン | エコ・ドライブ搭載モデル全般 |
| 海外渡航や出張が多い | どちらも可 | アテッサ CC4107-80H(GPS衛星電波)/アストロン HAC001J(ソーラー電波) |
| 軽さを最優先したい・金属アレルギーが気になる | シチズン | アテッサ、ザ・シチズン(スーパーチタニウム™) |
| 腕に乗る重みや手応えを楽しみたい | セイコー | グランドセイコー、キングセイコー(ステンレス) |
| 手入れの手間を極力減らしたい | シチズン | エコ・ドライブ搭載モデル全般 |
| 精度を数値で突き詰めたい | どちらも可 | ザ・シチズン(年差±5秒)/グランドセイコー SLGB009(年差±20秒) |
| 本格的な潜水・アウトドアで使いたい | セイコー | プロスペックス HBC001J(300m空気潜水用防水) |

実用性から選ぶならシチズンが有利な理由
シチズンを選ぶ決め手になりやすいのは、着けていることを忘れられる設計です。チタンの軽さと光発電の組み合わせにより、朝に着けてから夜に外すまで、充電も電池交換も意識する場面がありません。

ザ・シチズンのケースやブレスレットに使われるスーパーチタニウム™は、キズに強く、軽く、肌にやさしく、サビにくいという特性を持ちます。さらに表面硬化技術「デュラテクト」を組み合わせることで、美しい状態を長く保てる仕様になっていると、当店の販売スタッフも素材面の強みを挙げています。
日常の道具として時計を捉えている方、時計に手をかける時間を取りたくない方は、シチズン側で候補を組むと満足度が安定します。
機構と仕上げを楽しむならセイコーが応える
セイコーの強みは、選択肢の幅そのものです。6万円台の5スポーツから100万円超のグランドセイコーまで、同じブランド内で機構の階層を登っていける構成になっており、時計への興味が深まるほど次の一本が見つかります。

仕上げの面でも、グランドセイコーのザラツ研磨による鏡面は、他のブランドにはない光の反射を生み出します。この平面の歪みのなさは写真では伝わりにくく、店頭で角度を変えながら見ていただくと理解が早い部分です。
ゼンマイを巻く手間や数年ごとのオーバーホールを「面倒」ではなく「付き合い」と捉えられる方には、セイコーの方が長く飽きずに使えます。
専門店が厳選!シチズンおすすめモデル6選
【人気】CITIZEN ATTESA CB3040-56H
洗練されたチタンケースがスマートな印象を与えるアテッサの電波時計。傷に強く軽量なスーパーチタニウムを採用し、幅広いシーンで活躍。定期的な電池交換や時刻合わせが不要な実用性と高い着け心地を両立した一本です。
– ケースサイズ:横 39.0mm / 厚さ 9.7mm
– 10気圧防水:日常の水仕事や急な雨にも安心の防水仕様
– 光発電エコ・ドライブ電波時計:世界4エリア(日中米欧)電波受信
– スーパーチタニウム™:軽量で肌に優しく、傷に強いデュラテクトチタンカーバイト仕様
【注目】CITIZEN Series 8 NB6086-54E
現代的な力強い2ピースベゼルとスポーティな造形が際立つ「シリーズ8」の機械式モデル。優れた第2種耐磁性能と自動巻ムーブメントを搭載。高級感あふれるコンビネーションカラーが腕元を華やかに彩ります。
– ケースサイズ:横 39.3mm / 厚み 10.4mm
– 10気圧防水:日常生活をサポートする信頼の防水性能
– メカニカル自動巻(手巻つき):28,800振動/時のハイビート、約42時間パワーリザーブ
– 第2種耐磁性能:デジタルデバイスに囲まれた現代生活に最適な耐磁仕様
【最高峰】CITIZEN ATTESA CC4107-80H
最上位ムーブメント「F950」を搭載したアテッサ最高峰のGPS衛星電波時計。漆黒のデュラテクトDLC加工を施したチタンケースに再生素材文字盤を採用。世界中どこにいても正確な時を瞬時に刻む究極の一本です。
– ケースサイズ:横 44.0mm / 厚み 13.7mm
– 10気圧防水:アクティブな日常利用や海外渡航にも安心の防水性
– エコ・ドライブGPS衛星電波時計:高速タイムゾーン修正とフル充電時約5年可動(パワーセーブ時)
– スーパーチタニウム™(デュラテクトDLC):耐傷性に優れたブラックボディと耐メタルアレルギー仕様
【傑作】CAMPANOLA コスモサイン AO4010-51M
腕元に満天の星空を再現するカンパノラ「コスモサイン」。リアルタイムの星座位置や月齢を正確に表示する星座盤を文字盤に搭載。精密な星座グラフィックの美しさは、時計の枠を超えた究極の芸術品です。
– ケースサイズ:横 45.0mm / 厚み 14.1mm
– 日常生活用防水:デリケートな精密文字盤を守る防水仕様
– 星座早見機能:北緯35度の全天星座・1027個の恒星・166個の星雲星団・月齢をリアルタイム表示
– デュアル球面サファイアガラス:クラリティ・コーティングによる極上の視認性と立体感
【極薄】CITIZEN Eco-Drive One AR5062-52E
ムーブメント厚わずか1.00mmの極薄光発電技術を結集した「エコ・ドライブ ワン」。ケース厚は驚異の3.88mmを実現。美しいピンクゴールドコンビとサファイア文字板が究極の装着感と高級感を提供します。
– ケースサイズ:横 38.0mm / 厚み 驚異の3.88mm
– 5気圧防水:極薄ケースながら実用的な防水性を確保
– 光発電エコ・ドライブ:薄さ1.00mmのムーブメントでフル充電時約1年間駆動
– デュラテクトDLC&ピンクゴールド仕上げ:高級感あるステンレスケース&サファイア文字板仕様
【最高峰】The CITIZEN AQ4100-57C
年差±5秒という驚異的な高精度を誇る「ザ・シチズン」のエコ・ドライブモデル。スーパーチタニウムにデュラテクトプラチナを施した上品な輝きが特徴。日本が誇る時計製造技術の結晶といえる至高の一本です。
– ケースサイズ:横 38.3mm / 厚み 12.2mm
– 10気圧防水:日常からあらゆるシーンに対応する高い防水性能
– 年差±5秒 高精度エコ・ドライブ:フル充電時約1.5年可動(パワーセーブ作動時)
– 0時ジャストカレンダー更新機能&パーペチュアルカレンダー:耐メタルアレルギーのスーパーチタニウム仕様
専門店が厳選!セイコーおすすめモデル7選
【定番】SEIKO 5 Sports SBSC019
カジュアルなスタイルで機械式時計の魅力を楽しめる「セイコー 5スポーツ」のGMT搭載モデル。クラシックなデザインに高い視認性と実用性を凝縮。初めての機械式時計や旅のパートナーとしても最適です。
– ケースサイズ:横 42.5mm / 縦 46.0mm / 厚さ 13.6mm
– 日常生活用強化防水(10気圧):レジャーや水仕事にも安心の仕様
– メカニカルキャリバー4R34:自動巻(手巻つき)、24時針(デュアルタイム表示機能)つき
– ルミブライト&ハードレックスガラス:暗所での高い視認性を確保する夜光インデックス
【人気】SEIKO Presage SARJ007
日本の美意識を時計の意匠に昇華させた「プレザージュ」。約72時間のロングパワーリザーブを誇る機械式キャリバー「6R5J」を搭載。美しい文字盤とシースルーバックの意匠が大人のビジネスシーンに気品を添えます。
– ケースサイズ:横 40.2mm / 縦 46.0mm / 厚さ 13.0mm
– 日常生活用強化防水(10気圧):ビジネスやお出かけ時の急な雨にも安心の耐水性
– メカニカル自動巻(キャリバー6R5J):最大巻上時約72時間持続の3日巻ロングパワーリザーブ
– デュアルカーブサファイアガラス(内面無反射コーティング)&ダイヤシールド加工
【先進】SEIKO Astron HAC001J
先進のソーラー電波キャリバー「7B72」を搭載したアストロン。軽快で肌に優しい純チタンケースにダイヤシールド加工を採用。世界5エリアの電波を受信し、グローバルに活躍するビジネスマンを強力にサポートします。
– ケースサイズ:横 39.6mm / 縦 45.4mm / 厚さ 9.5mm / 重量 90.0g
– 日常生活用強化防水(10気圧):水に強い安心の実用防水スペック
– ソーラー電波修正(キャリバー7B72):世界標準電波対応&フルオートカレンダー(2099年まで)
– 純チタンケース&耐メタルアレルギー仕様:スーパークリアコーティングサファイアガラス
【本格派】SEIKO Prospex HBC001J
過酷な環境を制するプロスペックスの300m防水本格ダイバーズ。約72時間のロングパワーリザーブとGMT機能を備えたキャリバー「6R54」を搭載。セラミックスベゼルと堅牢な造形が圧倒的な存在感を放ちます。
– ケースサイズ:横 42.0mm / 縦 48.6mm / 厚さ 13.3mm
– 300m空気潜水用防水:ISO規格準拠の本格プロフェッショナルダイバーズスペック
– メカニカル自動巻(キャリバー6R54):約72時間パワーリザーブ・24時針(デュアルタイム機能)
– セラミックス表示板逆回転防止ベゼル&ダイヤシールド:傷に強い堅牢な外装仕様
【特別モデル】KING SEIKO SDKV001
1970年代の傑作「キングセイコー VANAC」の精神を受け継ぐサロン専用モデル。毎時28,800振動のハイビートと約72時間持続を誇るキャリバー「8L45」を搭載。立体的なエッジの効いた造形が個性を主張します。
– メカニカル自動巻キャリバー8L45:振動数28,800振動/時のハイビート&最大約72時間持続
– セイコーウオッチサロン専用モデル:キングセイコー VANACの歴史的デザインを昇華
– 日差+10秒~-5秒の高精度:35石の本格機械式ムーブメント・秒針停止機能つき
– 上質なケース&ブレスレット仕上げ:シャープなカッティングが光るプレミアムデザイン
【最高峰】Grand Seiko SBGM255
グランドセイコーの気品あふれるメカニカルGMTモデル。自動巻キャリバー「9S66」を搭載し、ボックス型サファイアガラスと上質なクロコダイル革バンドを採用。クラシカルで温かみのある佇まいは一生モノにふさわしい逸品です。
– ケースサイズ:横 39.5mm / 縦 46.9mm / 厚さ 14.1mm / 重量 92g
– 日常生活用防水:ボックス型サファイアガラス&シースルー・6本ねじ固定裏ぶた
– メカニカル自動巻キャリバー9S66:平均日差+5秒~-3秒・約72時間パワーリザーブ
– 24時針(デュアルタイム表示機能)&クロコダイル革バンド:ワンプッシュ三つ折れ方式中留
【革新】Grand Seiko SLGB009
厳冬期の白樺林をダイヤルで表現した究極のスプリングドライブモデル。年差±20秒という驚異の高精度を誇る「キャリバー9RB2」を搭載。白く輝くエバーブリリアントスチール外装が日本の美意識と技術の粋を体現します。
– ケースサイズ:横 40.0mm / 縦 47.2mm / 厚さ 11.7mm
– エバーブリリアントスチール外装:優れた耐食性と美しい白き輝きを誇る特別素材
– スプリングドライブU.F.A.「キャリバー9RB2」:驚異の年差±20秒・最大巻上時約72時間持続
– 信州 時の匠工房 白樺型打ダイヤル:シースルースクリューバック仕様
購入前に確認したい注意点と長期使用のコツは何か?

購入後に差が出るのは、点検の習慣と選んだ理由の確かさの2点です。どちらのブランドも国内メーカーとして体制が整っているため、あとは使い手側の付き合い方で寿命が変わります。
メンテナンス頻度と費用の実際
ソーラー時計の場合、基本的なメンテナンスは3〜5年に一度の防水検査程度で済みます。ただし、これは使用環境によって大きく変わるため、定期的な点検をおすすめしています。汗をかく機会が多い方や、水回りでの着用が多い方は、パッキンの劣化が想定より早く進むこともあります。

「ソーラー時計も機械式時計同様、3〜4年を目安とした定期点検をお勧めします」(一般社団法人日本時計協会:https://www.jcwa.or.jp/)
セイコーの機械式(プレザージュの6R5J、プロスペックスの6R54、キングセイコーの8L45、グランドセイコーの9S66など)は、これとは別に数年ごとのオーバーホールが前提になります。光発電のシチズンと比べると手間はかかりますが、その手間ごと楽しめるかどうかが、機械式を選ぶかの分かれ目です。ご相談は当店でも承ります。
なお、シチズン側にもシリーズ8 NB6086-54Eのような機械式モデルがあり、こちらも同様に定期的なオーバーホールが必要です。「シチズンだから手入れ不要」ではなく、光発電か機械式かで判断してください。
他人の評価で選ぶと後悔しやすい

店頭でお客様の声を聴いていると、周囲の反応や知名度を基準に選ぼうとした方ほど、後から迷いが戻ってくる傾向があります。逆に、自分の生活に合う機構を基準に選んだ方は、数年経ってもその一本を使い続けています。
当店の販売スタッフからも、店頭で多くのお客様に試着いただく中で、価格以上の価値を実感していただけるのがザ・シチズンの特徴だという声が上がっています。ファンも多いセイコーブランドを見に来たお客様がシチズンのモデルを付けて揺らぐということが多々あります。

ただ、セイコーのブランド姿勢やスプリングドライブなど唯一無二の機構に見せられるお客様も多く、店頭では日々、悩まれるお客様の相談に乗っています。 実際に手に取って納得した方は、後から「もっと早く買えばよかった」とおっしゃることの方が多いのが実感です。
シチズンにもセイコーにも、それぞれ長く付き合っているコアな愛好家がいます。どちらのブランドを選んでも、道具として、また趣味の対象として満足できる水準にあることは間違いありません。他人の評価軸ではなく、自分が毎日腕を見たときに嬉しいかどうかで決めてください。
よくある質問
- どちらが初心者におすすめですか?
-
初めての本格的な時計購入なら、シチズンのアテッサシリーズをおすすめします。エコドライブシステムで電池交換不要、チタン製で軽量、そして手頃な価格と初心者に優しい要素が揃っています。
機械式時計から入りたい方であれば、セイコー 5スポーツが入口として扱いやすい選択肢になります。
- 電池交換の頻度と費用は?
-
どちらのブランドも光発電(ソーラー)採用モデルなら、一般的なクオーツ時計のような数年ごとの電池交換は不要です。
ただし、長年のご使用に伴う二次電池の充電容量低下や潤滑油の劣化を防ぐため、メーカーや日本時計協会では3〜5年を目安とした定期点検・オーバーホールを推奨しています。
- 海外での修理対応はどうですか?
-
両ブランドとも国際保証書付きモデルなら海外での修理対応が可能です。特にセイコーは世界的なネットワークが充実しており、海外出張の多い方には安心感があります。
シチズンも主要国にはサービス拠点があるため、渡航先が限られている場合はどちらでも大きな差は出にくいでしょう。
- 価格差に見合う機能の違いはありますか?
-
価格差は主にケース素材、ムーブメント精度、付加機能の違いによるものです。日常使用なら10万円前後のモデルで十分な機能を得られます。
より高い精度や特別な機能を求める場合は上位モデルを検討する価値があります。年差±5秒のザ・シチズンや、ザラツ研磨の仕上げを持つグランドセイコーは、価格差の理由が実物を見ると分かるタイプの時計です。
- 長く使うならどちらがおすすめですか?
-
どちらも国産メーカーとして長期サポート体制が整っています。シチズンは部品供給期間が長い傾向があり、セイコーは技術革新による長寿命設計が特徴です。
使用スタイルに合わせて選択していただければ、どちらも長くご愛用いただけます。判断に迷う場合は、点検に持ち込みやすい窓口が近くにあるかどうかを基準に加えると決めやすくなります。
シチズンとセイコーの比較まとめ
シチズンとセイコー、どちらも優れた国産時計ブランドです。選択を分けるのは軽さと光発電か、伝統と機構の階層かという一点で、実用性を取るならシチズン、機構そのものを楽しみたいならセイコーが噛み合います。

判断軸を一つに絞るなら、生活の大半を室内で過ごすか屋外で過ごすかを起点にしてください。そこからチタンの軽さかステンレスの手応えか、光発電の手軽さか機械式の手入れごとの楽しみかへと、候補は自然に絞られていきます。
最終的には実際に手に取って、文字盤の見やすさ、着け心地、デザインの好みなどを確認していただくことが大切です。当店では両ブランドの豊富なラインナップを取り揃えておりますので、ぜひ実際にご覧いただき、あなたにぴったりの一本を見つけていただければと思います。
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