【2026年最新】ガーミンForerunner比較 種類多すぎ問題をサクッと解決する選び方ガイド
2026.07.14
ランニングを始めてガーミンを買おうとすると、70・165・170・265・570・965・970と型番が並び、どれが自分に必要なのか判断できません。数字の意味と、選択を分ける軸だけを整理します。
Forerunnerが支持される理由は、ランニングに要る数値だけを、走りながら読める形で出してくれる点にあります。多機能な汎用スマートウォッチとは設計思想が逆で、走行データの精度と可読性に振り切ったシリーズです。
GPS精度を支えるgarminの本業
Garminはもともと航空機・船舶・自動車向けのナビゲーション機器を作ってきたメーカーで、ランニングウォッチはその測位技術の応用にあたります。上位モデルが採用するマルチバンドGNSSは、ビル街や並木道でも軌跡が波打ちにくく、「同じ周回コースなのに距離が毎回違う」というストレスが起きにくくなります。

当店で計測データを見せていただくと、都市部を走る方ほどこの差を実感されています。札幌の大通から創成川沿いのようにビルと橋が続くコースは電波が反射しやすく、廉価なGPSウォッチだと軌跡が実際のコースから外れて距離が伸びてしまう。その誤差が消えるだけで、練習の再現性は大きく変わります。
ランニング専用機だからデータが読める
Forerunnerは、ペース・心拍ゾーン・ピッチ・トレーニング効果といった項目を、走行中に1画面で確認できる並びにまとめています。汎用スマートウォッチのように、アプリを開いてスクロールして探す必要がありません。

レベルに応じた階層が用意されているのもforerunnerの利点です。「まず5kmを続けて走りたい」段階から「フルマラソンでサブ3を狙う」段階まで、買い替えのたびに操作を覚え直さずステップアップできます。
Forerunnerの型番が示す数字には何の意味があるのか?
型番の百の位が機能階層と価格帯を、下二桁が世代を表します。数字が大きいほど高機能・高価格という単純なルールで、この階層だけ押さえれば候補は一気に絞れます。

3つの階層と、それぞれの守備範囲
- 70番台・100番台(70/165/170):エントリー。走行データの計測とトレーニングの習慣化が主目的
- 200番台(265/265S):ミドルレンジ。疲労と回復を数値で管理し、記録更新を狙う層向け
- 500・900番台(570/965/970):ハイエンド。マルチスポーツ対応と最長クラスのバッテリー。内蔵地図を持つのは900番台のみ
500番台の570は2025年に加わった「小型の
ハイエンド」です。ただし900番台の機能をすべて引き継いだわけではなく、フルカラーマップは非搭載。地図が要るなら965か970、という線引きは押さえておいてください。
AMOLEDとMIP、画面はどちらが有利か
現行のForerunnerはほぼAMOLEDに統一されています。判断が必要になるのは、旧世代のMIP搭載機が候補に残るときだけです。
| 項目 | AMOLEDディスプレイ | MIPディスプレイ |
|---|---|---|
| 見え方 | スマートフォンのように鮮やか。暗所でも見やすい | 反射型。直射日光下での視認性が高い |
| バッテリー | 常時表示にすると消費が増える | 消費が少なく長時間走行に強い |
| 主な搭載機 | 70/165/170/265/570/965/970 | 旧世代のForerunner・一部アウトドア系 |
日中のロング走が中心でも、常時表示をオフにする運用ならAMOLEDのバッテリーは十分に伸びます。店頭では屋外の自然光下でも画面をご確認いただけますので、視認性が気になる方は実機で試してみてください。
全モデルに共通して載っている機能

- 光学式心拍計(胸ベルトなしで手首から計測)
- 高精度GPSによる距離・ペース計測
- 睡眠モニタリングとリカバリータイム
- スマートフォン通知(LINE・メール・着信)
- ランニング以外のワークアウト(筋トレ・ヨガ・サイクリング等)
- ストレスレベル計測(心拍変動ベース)
一方で、Suica(Garmin Pay)と音楽保存は全モデル共通ではありません。ここが2026年の新作で明確に線引きされたポイントです。
2026年の新作Forerunner 170・70では何が変わったのか?
2026年5月28日、エントリークラスにForerunner 70/170/170 Musicが加わりました。従来のForerunner 165とForeAthlete 55の後継にあたる世代交代で、価格は税込39,800円(70)、47,800円(170)、55,800円(170 Music)です。
Forerunner 170は165から何が増えたのか
170は、165では省かれていたセンサーとトレーニング機能を積んできました。Suica(Garmin Pay)は165の時点で対応済みのため、そこは変更点ではありません。

- 気圧高度計:獲得標高が実測になり、坂を含む練習の負荷が正確に出る
- 電子コンパス・ジャイロセンサー・温度計
- トレーニングレディネス、トレーニングステータス、夜のレポート
- オープンウォーター(自然水域)スイミング対応
- 音楽を持ち出すなら170 Music(オンボードストレージ4GB)
165との差でいちばん体感が変わるのは気圧高度計です。GPSだけの高度計測は数十m単位でぶれるため、藻岩山や円山のような坂を含むコースを走る方は、同じコースなのに獲得標高が日によって違うという現象に悩まされます。170はここが安定します。
| 項目 | Forerunner 70 | Forerunner 170 | Forerunner 170 Music |
|---|---|---|---|
| 発売年 | 2026年 | 2026年 | 2026年 |
| 価格(税込) | 39,800円 | 47,800円 | 55,800円 |
| ディスプレイ | 1.2インチ AMOLED(390×390) | 1.2インチ AMOLED(390×390) | 1.2インチ AMOLED(390×390) |
| 重量 | 40g | 41g | 41g |
| 稼働時間(スマートウォッチモード) | 約13日間 | 約10日間 | 約10日間 |
| 稼働時間(GPSモード) | 約23時間 | 約20時間 | 約20時間 |
| 気圧高度計・コンパス | ✗ | ✓ | ✓ |
| Suica(Garmin Pay) | ✗ | ✓ | ✓ |
| 音楽保存・再生 | ✗ | ✗ | ✓ |
| 地図(内蔵) | ✗ | ✗ | ✗ |
Forerunner 70は「いちばん軽い入口」
70はシリーズの最下位モデルですが、初心者向けのGarminコーチ、おすすめワークアウト、睡眠スコア、リカバリータイムといった習慣化に効く機能はひと通り入っています。省かれたのはSuica・音楽・気圧高度計で、4万円を切る価格はそのトレードオフの結果です。

カラーはBlack、Citron、Cool Lavender、Light Pink、Tidal Blue、Whitestoneの6色と、Forerunnerとしては異例の展開になりました。入荷後に店頭でお声を聞くと、機能表より先に色で候補を絞る方が想像以上に多く、「まず続けられるかどうか」を重視する層に向けた設計だと感じます。
初めての1本はForerunner 70と170のどちらを選ぶべきか?
判断軸は3つだけです。Suicaを使うか、坂を走るか、音楽を持ち出すか。すべて不要なら70、ひとつでも該当するなら170を選べば失敗しません。

70で十分な方、170を選ぶべき方
- 70が向く:ジョギングを習慣化したい、フラットな河川敷や公園を走る、スマートフォンは常に携帯する、価格を抑えたい
- 170が向く:手ぶらで走って途中で飲み物を買う、坂やトレイルを含むコースを走る、水泳も記録したい
- 170 Musicが向く:スマートフォンを置いて、イヤホンだけで走りたい
8,000円差で気圧高度計とSuicaが付くと考えると、170の割安感は強めです。サイズ面の不安もほとんど聞きません。両モデルとも41g前後・1.2インチに収まっており、試着で「思ったより大きい」と言われることはまずなく、睡眠計測のために着けたまま眠っても負担になりにくい重さです。
従来モデルのForerunner 165はどうなるのか
165は170の登場で世代交代となりますが、AMOLED・39gの軽さ・Suica対応という基本性能は現役です。

在庫がある間は価格面での選択肢として残り、音楽保存が必要なら165 Musicという手もあります。170に対して足りないのは気圧高度計とトレーニングレディネスで、フラットなコースを走る方であれば実用上の不足はほとんどありません。
| 項目 | Forerunner 165 | Forerunner 165 Music |
|---|---|---|
| 発売年 | 2024年 | 2024年 |
| ディスプレイ | 1.2インチ AMOLED | 1.2インチ AMOLED |
| 重量 | 39g | 39g |
| 稼働時間(スマートウォッチモード) | 約11日間 | 約11日間 |
| 稼働時間(GPSモード) | 約19時間 | 約19時間 |
| ベゼル素材 | 繊維強化ポリマー | 繊維強化ポリマー |
| 気圧高度計 | ✗ | ✗ |
| Suica(Garmin Pay) | ✓ | ✓ |
| 音楽保存・再生 | ✗ | ✓ |
| 地図(内蔵) | ✗ | ✗ |
記録を伸ばしたいランナーに265シリーズはどう効くのか?
265シリーズが担うのは、練習の質そのものを分析する領域です。トレーニングレディネスは新型の170にも降りてきたため、265を選ぶ理由は「測位精度」と「走りの中身を掘り下げる指標」に移りました。

エントリー機との決定的な違い
- マルチバンドGNSS:2周波受信でビル街・山間部の位置精度が上がる(170は非対応)
- 乳酸閾値・パフォーマンスコンディション:走行中に今日の調子を数値化
- リアルタイムスタミナ:残りスタミナを可視化し、突っ込みすぎを防ぐ
- プールスイムのワークアウト、オートマルチスポーツなど競技寄りの機能
- 音楽機能を標準搭載(最大約2000曲。170は音楽なしとMusic版で分かれる)

「5kmで30分を切りたい」「ハーフでサブ2」といった具体的な目標が出てくる段階になると、GPSの1本のブレがラップタイムの信頼性を壊します。市街地のスピード練習で「ラップが数秒単位で暴れる」というご相談は、265のマルチバンド受信に替えて解決することが多い症状です。
265と265S、サイズはどちらを選ぶか
| 項目 | Forerunner 265 | Forerunner 265S |
|---|---|---|
| 発売年 | 2023年 | 2023年 |
| ディスプレイ | 1.3インチ AMOLED | 1.1インチ AMOLED |
| 重量 | 47g | 39g |
| 稼働時間(スマートウォッチモード) | 約13日間 | 約15日間 |
| 稼働時間(GPSモード) | 約20時間 | 約24時間 |
| ベゼル素材 | 繊維強化ポリマー | 繊維強化ポリマー |
| 音楽保存・再生 | ✓ | ✓ |
| 地図(内蔵) | ✗ | ✗ |
機能は同一で、違うのはケースと画面のサイズだけです。手首周りが16cm前後より細い方は265S、走行中に複数の項目を一目で読みたい方は265が快適です。試着時、265Sを着けた方から「腕の上でウォッチが回らない」と言われることが多く、フィット感の差はカタログ上の8gという数値以上に表れます。
上級者向けハイエンドはどのモデルを選ぶべきか?
ハイエンドの分岐点は内蔵地図の有無です。地図を持つのは965と970だけで、2025年に加わった570は上位機でありながらフルカラーマップを積んでいません。知らない土地やトレイルを走るなら、選択肢は実質この2機種に絞られます。
965・970・570に共通する装備
- ランニングダイナミクス:接地時間・ピッチ・上下動といったフォームの指標を計測
- マルチスポーツ対応:ラン・バイク・スイムを1つのアクティビティとして記録
- 音楽保存(最大約2000曲)とSuica決済
- 20時間を超えるGPS連続稼働
3モデルの違いと選び分け
| 項目 | Forerunner 965 | Forerunner 970 | Forerunner 570 (47mm) | Forerunner 570 (42mm) |
|---|---|---|---|---|
| 発売年 | 2023年 | 2025年 | 2025年 | 2025年 |
| 価格(税込・参考) | ― | 121,800円 | 89,800円 | 89,800円 |
| ディスプレイ | 1.4インチ AMOLED | 1.4インチ AMOLED | 1.4インチ AMOLED | 1.2インチ AMOLED |
| 重量 | 53g | 56g | 50g | 42g |
| 稼働時間(スマートウォッチモード) | 約23日間 | 約15日間 | 約11日間 | 約10日間 |
| 稼働時間(GPSモード) | 約31時間 | 約26時間 | 約18時間 | 約18時間 |
| ベゼル素材 | チタン | チタン | アルミニウム | アルミニウム |
| 地図(内蔵) | ✓ | ✓ | ✗ | ✗ |
| マイク・スピーカー | ✗ | ✓ | ✓ | ✓ |
| 音楽保存・再生 | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ |
- 965:スマートウォッチモード約23日間・GPS約31時間と、稼働時間はシリーズ最長。地図を積んだうえで充電の手間を減らしたい方に
- 970:2025年の最上位。マイクとスピーカーを内蔵し、サファイアクリスタルとチタンベゼルで質感も一段上。LEDフラッシュライトや心電図アプリも970だけの装備
- 570(47mm/42mm):地図を捨てて軽さと価格を取ったコンパクト上位機。42mmは42gと、エントリー機に近い重さでランニングダイナミクスまで使える

長時間の使用で差が出るのは重量です。56gと42gの違いは装着直後にはほとんど意識されませんが、4時間を超えるレースになると手首の接触面に効いてきます。ベルトの当たりが気になりやすい方には、42mmの570をお試しいただくことが多いモデルです。
ガーミンForerunnerについてよくある質問
- Forerunner 165は新作170が出た今でも買う価値はありますか?
-
あります。165はAMOLEDディスプレイと約11日間のバッテリーを備え、Suica決済にも対応済みで、距離・ペース・心拍といった基本計測の内容は170と大きく変わりません。170との差は気圧高度計とトレーニングレディネスが中心です。坂の少ないコースを走るのであれば、165は価格面で有力な選択肢として残ります。
- Forerunner 70でもSuica決済は使えますか?
-
いいえ、Forerunner 70はGarmin Pay(Suica)に非対応です。手ぶらで走って途中で飲み物を買いたい方は、Suicaに対応する170・165以上のモデルをお選びください。ここが70と、その上のモデルを分けるいちばん分かりやすい違いです。
- Forerunner 170と265ではどちらを選ぶべきですか?
-
GPSの精度と分析の深さをどこまで求めるかで決まります。トレーニングレディネスは170にも搭載されたため、日々のコンディション管理が目的なら170で足ります。265の優位はマルチバンドGNSSによる測位精度と、乳酸閾値・リアルタイムスタミナといった競技寄りの指標です。市街地でラップタイムのブレが気になる方は265を選んでください。
- フルマラソンでForerunner 170のバッテリーは足りますか?
-
足ります。170はGPS稼働で約20時間、70は約23時間のため、完走タイムが何時間になっても1回のレースで電池が切れることはありません。バッテリーが判断材料になるのは、ウルトラマラソンやトレイル、複数日にわたる遠征など、連続稼働が20時間を超える場合です。
- Forerunnerは普段使いの腕時計としても違和感はありませんか?
-
新作の70・170は40〜41g、ケースも1.2インチと小ぶりなため、シャツの袖口にも収まります。当店でも、走るとき以外はそのまま日常使いにされている方が大半です。より腕時計らしい見え方を求めるのであれば、チタンベゼルとサファイアクリスタルを備えた970のほうが質感の面で満足度が高くなります。
ガーミンForerunner選びの結論
Forerunnerは型番が多いだけで、選択を分ける軸はSuica・気圧高度計・音楽・地図・バッテリーの5つに集約されます。2026年の新作が加わったことで、入口の選び方はよりはっきりしました。

- 習慣化が目的で価格を抑えたい:Forerunner 70(税込39,800円)
- 坂を走る、Suicaを使う、水泳も記録する:Forerunner 170(税込47,800円)。音楽まで持ち出すなら170 Music
- 価格重視で旧世代でもよい(Suicaは対応、気圧高度計はなし):Forerunner 165 または Forerunner 165 Music
- 市街地のスピード練習で測位精度を上げたい:Forerunner 265 または Forerunner 265S
- 地図を見ながら知らない土地を走る:Forerunner 965 または Forerunner 970
- 軽さと上位機能を両立させたい(地図は不要):Forerunner 570 (47mm) / (42mm)
スペック表で迷ったときも、最後は手首に載せたときのサイズ感と画面の見やすさで決まることがほとんどです。当店ではgarminの各モデルを実機でご確認いただけますので、候補を2つまで絞ってからご来店いただくと判断は早く済みます。
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