2025/10/20
【人気モデル】Garmin Venu X1徹底解説|Venu 4・Forerunner 970・fenix Eとの比較

目次
Venu X1について

Garminより2025年6月に発表されたVenu X1は当店でも大人気モデルの一つです。スペックを見るとガーミンがこれまで製造したスマートウォッチの中で、特に革新的なモデルの一つと言えると感じています。
最大の特徴は、ガーミン史上最大の2インチスクエアAMOLEDディスプレイです。448×486ピクセルの高解像度を持ち、傷に強いサファイアクリスタルレンズで保護されています。この大型ディスプレイは、高い視認性を誇ります。
ケースは、従来のVenuシリーズの円形から、丸みを帯びた長方形のスクエアボディデザイン(ケース寸法41 x 46mm)へと変更されています。ケースの厚さは7.9mmから8mmという超薄型で、重量はストラップなしで34g、ComfortFitバンド込みで約40gと非常に軽量です。
メインケースは繊維強化ポリマーとチタンの組み合わせで構成され、チタン製のケースバックとサイドフレーム/ベゼルを採用することで、軽量性と耐久性を両立しています。
32GBの内部ストレージを搭載し、音楽やマップデータを十分に保存できます。
Venu X1の主な特徴と機能

- ● ディスプレイ: ガーミン史上最大の2インチスクエアAMOLEDディスプレイ(448×486ピクセル)、サファイアクリスタルレンズ。
- ● デザイン: 長方形のスクエアボディデザイン(41 x 46mm)、7.9mm~8mmの超薄型ケース。
- ● 重量: ストラップなしで34g、ComfortFitバンド込みで約40g。
- ● 素材: 繊維強化ポリマーとチタン製のケース、チタン製ケースバック。
- ● センサー: Garmin Elevate Gen 5光学心拍センサー、マルチGNSS、気圧高度計、電子コンパス、ジャイロスコープ、加速度計、温度計、環境光センサー。
- ● スマート機能: 明るさ調整可能なLEDフラッシュライト(白色・赤色モード)、内蔵スピーカーとマイク(スマートフォン連携で通話・音声アシスタント利用可能)、スマート通知、Garmin Pay、Connect IQストア対応。Spotify, Amazon Music, Deezerなどの音楽ストリーミングサービスに対応。
- ● マップ・ナビゲーション: フルカラー内蔵マップ、ターンバイターン方式ナビゲーション、TracBack、ClimbPro、43,000以上のゴルフコースマップ。
- ● スポーツアプリ: 100種類以上のプリロードされたスポーツモード/アプリ。
- ● 健康・フィットネス: 24時間心拍数モニタリング、HRVステータス、Body Battery™エネルギーモニター、高度な睡眠トラッキング(昼寝検出、睡眠コーチ含む)、ストレス追跡、呼吸数、Pulse Ox(血中酸素飽和度)、女性向け健康トラッキング、トレーニングレディネス、トレーニングステータス、リカバリータイム、VO2 Max、Endurance ScoreおよびHill Scores。
- ● 防水性能: 5 ATM(50メートル)
バッテリー持続時間
- ● スマートウォッチモード:最大8日間
- ● 常時表示ディスプレイ:約2日間
- ● 全システムGNSSモード:最大14時間
- ● 全システムGNSSモード+音楽:約7時間
他Venuシリーズとの違い

Venu X1は、従来のVenuシリーズとは一線を画す新しい方向性を示しています。
主な変更点
- ● デザイン: 従来のVenuモデルが採用してきた伝統的な円形ケースから、長方形のスクエアボディデザインへと大きく変更されました。
- ● ボタン構成: Venu 2 PlusやVenu 3のような3ボタン構成ではなく、2つの物理ボタンが採用されています。
- ● バッテリー持続時間: スマートウォッチモードでのバッテリー持続時間は、Venu X1が最大8日間であるのに対し、Venu 3は最大14日間と、Venu X1の方が短くなっています。これは、大型AMOLEDディスプレイを搭載したことによるトレードオフと言えるでしょう。
Venu 4、Forerunner 970、fenix Eとの比較
ここからは、Venu X1と同価格帯または近い価格帯の3モデルと比較します。
Venu 4との比較

Venu 4の概要
2025年9月17日に発表され、10月2日から入手可能となった最新モデルです。41mmと45mmの2サイズ展開で、価格は¥79,800(税込)です。
価格差: Venu X1(¥129,800)とVenu 4(¥79,800)には¥50,000**の価格差があります。
ディスプレイ
- ● Venu X1: 2インチスクエアAMOLED、サファイアクリスタルレンズ。
- ● Venu 4: 円形AMOLED(41mmモデルで1.2インチ、45mmモデルで1.4インチ)、Corning Gorilla Glass 3レンズ。
Venu X1はVenu 4と比較して、より大型のディスプレイを搭載しています。
デザインと重量(バンド込み)
- ● Venu X1: 長方形デザイン、約40g、厚さ7.9-8mm。
- ● Venu 4: 伝統的な円形フルメタルケースデザイン。41mmモデルで46g、厚さ12.0mm。45mmモデルで56g、厚さ12.5mm。
Venu X1はVenu 4よりも軽量で薄型です。
バッテリー持続時間(スマートウォッチモード)
- ● Venu X1: 最大8日間(常時表示で約2日間)。
- ● Venu 4: 41mmモデルで最大10日間(常時表示で約3日間)、45mmモデルで最大12日間(常時表示で約4-5日間)。
バッテリー持続時間ではVenu 4が優位です。
GPS精度
- ● Venu X1: マルチGNSSに対応。
- ● Venu 4: マルチバンドGNSS(2周波GPS)およびSatIQテクノロジーに新たに対応。
Venu 4はVenu X1にはないマルチバンドGNSSを搭載しており、高層ビル街や山間部など、GPS信号が遮られやすい環境下での精度はVenu 4の方が優れています。
独自機能
- ● Venu X1の優位点: 2インチの大画面、サファイアクリスタルレンズ、チタン製ケースバック、フルカラー地図表示、32GBストレージ。
- ● Venu 4の優位点: ECGアプリ対応、マルチバンドGNSS対応、複数のサイズオプション(41mm/45mm)、より長いバッテリー持続時間、Venu X1より¥50,000安い。
どちらを選ぶべきか
大画面での本格的な地図表示や豊富なデータ表示、圧倒的な薄さと軽さ、サファイアガラスの堅牢性を重視する方にはVenu X1が適しています。
一方、バッテリー持続時間、高精度なGPS、ECG機能、そして価格を重視し、円形の伝統的なデザインを好む方にはVenu 4が良い選択となるでしょう。
Forerunner 970との比較

Forerunner 970の概要
2025年5月にリリースされた、本格的なランナーやトライアスリート向けのプレミアムウォッチです。日本公式価格は¥121,800(税込)で、Venu X1(¥129,800)より¥8,000安価です。
ターゲットユーザー
- ● Venu X1: ライフスタイルとフィットネスのバランスを重視。薄型大画面とスタイリッシュなデザインを好むユーザー向け。
- ● Forerunner 970: 本格的なランナー、トライアスリート向け。詳細なトレーニングデータと長時間バッテリーを必要とするアスリートが対象。
デザインと重量
- ● Venu X1: 長方形デザイン、約40g(ストラップ込み)、厚さ7.9-8mm。
- ● Forerunner 970: 円形デザイン、56g(ストラップ込み)、厚さ13.2mm。
Venu X1はForerunner 970に比べて圧倒的に軽量で薄型であり、日常使いでの快適性に優れています。
ディスプレイ
- ● Venu X1: 2インチスクエアAMOLEDディスプレイ、サファイアクリスタルレンズ。
- ● Forerunner 970: 明るい1.4インチ円形AMOLEDディスプレイ、サファイアクリスタルレンズ。
Venu X1は表示領域が大きく、より多くの情報を一覧できます。
GPSと地図機能
- ● Venu X1: フルカラー地図とマルチGNSSに対応。
- ● Forerunner 970: フルカラー地図に加え、より高精度なマルチバンドGNSS(SatIQテクノロジー含む)に対応。
GPS精度と本格的なナビゲーション機能では、Forerunner 970が優位です。
ランニング機能
Forerunner 970は、ランニングに特化した専門機能が非常に充実しています。
- ● Running Tolerance (推奨週間走行距離)
- ● Running Economy (HRM 600使用)
- ● Step Speed Loss (HRM 600使用)
- ● Garmin Triathlon Coach
- ● トラックランニング自動検出
- ● ECGアプリ対応
- ● 内蔵LEDフラッシュライト
バッテリー持続時間
- ● Venu X1: スマートウォッチモードで最大8日間、全システムGPSモードで約14時間。
- ● Forerunner 970: スマートウォッチモードで最大15日間、GPSモードで最大21~26時間(設定による)。
長時間のトレーニングやレースを想定した場合、Forerunner 970のバッテリー持続時間は大きなアドバンテージです。
どちらを選ぶべきか
- ● Forerunner 970が適している人: 本格的なランニング、トライアスロンのトレーニングに真剣に取り組み、詳細なトレーニング指標、最高のGPS精度、長時間バッテリーを最優先するアスリート。
- ● Venu X1が適している人: 日常使いでの快適さ(薄型・軽量)、大画面での操作性、スタイリッシュなデザイン、そしてライフスタイル寄りのフィットネス機能を重視する方。
fenix Eとの比較

fenix Eの概要
2024年8月27日にリリースされたFenix 8シリーズの廉価版モデルです。価格は¥138,000(税込)で、Venu X1(¥129,800)より高価です。47mmサイズのみで、伝統的なFenixの堅牢なデザインが特徴です。
同価格での機能比較
Venu X1とFenix Eは同じ価格帯にありながら、搭載される機能やデザインの方向性が大きく異なります。
ディスプレイ
- ● Venu X1: 2インチスクエアAMOLEDディスプレイ、サファイアクリスタルレンズ。
- ● fenix E: 1.3インチ円形AMOLEDディスプレイ、Corning® Gorilla® Glassレンズ。
画面サイズとレンズ強度(サファイアクリスタルはゴリラガラスより高強度)ではVenu X1が優位です。
どちらを選ぶべきか
同じ価格帯で比較した場合、Venu X1は大画面、軽量・薄型デザイン、マイク・スピーカー(通話・音声アシスタント)、大容量ストレージ(32GB)、サファイアクリスタルレンズといったライフスタイルとスマートウォッチ機能で優位性があります。
一方、Fenix Eは、バッテリー持続時間(約2倍の最大16日間)とFenixシリーズの堅牢なデザインを最優先するユーザーに適しています。将来的にFenix 8へのアップグレードを検討している方の入門機としても選択肢となります。
各モデル比較一覧表
| 項目 | Venu X1 | Venu 4 (45mm) | Forerunner 970 | fenix E (47mm) |
|---|---|---|---|---|
| 価格 (税込/公式) | ¥129,800 | ¥79,800 | ¥121,800 | ¥138,000 |
| カテゴリ | ライフスタイル/フィットネス | エントリー/フィットネス | フラッグシップランニング | プレミアムマルチスポーツ(入門) |
| デザイン | スクエア、超薄型(7.9mm) | 円形、標準的(12.5mm) | 円形、軽量ランニング特化(12.9mm) | 円形、堅牢・タフネス(14.5mm) |
| ディスプレイ | 2.0インチ AMOLED (448×486) | 1.4インチ AMOLED (454×454) | 1.4インチ AMOLED (454×454) | 1.3インチ AMOLED (416×416) |
| GPS精度 | マルチGNSS | マルチGNSSマルチバンド | マルチGNSSマルチバンド | マルチGNSS |
| レンズ素材 | サファイアクリスタル | Corning Gorilla Glass 3 | サファイアクリスタル | Corning® Gorilla® Glass |
| マイク/スピーカー | ✅ (搭載) | ✅ (搭載) | ✅ (搭載) | ❌ (非搭載) |
| LEDフラッシュライト | ✅ (搭載) | ✅ (搭載) | ✅ (搭載) | ❌ (非搭載) |
| ストレージ | 32GB | 8GB | 32GB | 16GB |
| バッテリー (SWモード) | 約8日間 | 約12日間 | 約15日間 | 約16日間 |
| 地図 | 簡易ナビ (トポマップ非搭載) | 簡易ナビ (トポマップ非搭載) | フルカラーマップ内蔵 | フルカラーマップ内蔵 |
Venu X1の詳細スペック
基本仕様
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| ディスプレイ | 2インチスクエアAMOLED(448×486ピクセル) |
| レンズ | サファイアクリスタル |
| ケース寸法 | 41 x 46mm |
| 厚さ | 7.9mm~8mm |
| 重量 | 34g(本体)、約40g(ComfortFitバンド込み) |
| ケース素材 | 繊維強化ポリマー、チタン製ケースバック、チタン製サイドフレーム/ベゼル |
| バンド | 24mm ComfortFitナイロンバンド |
| 防水性能 | 5 ATM(50メートル) |
| ストレージ | 32GB |
まとめ|あなたに最適なガーミンウォッチを
Garmin Venu X1は、ガーミンがこれまでに製造したスマートウォッチの中で、最も革新的なデザインを採用したモデルです。2インチの大画面、7.9-8mmの薄型ケース、約40gという軽量性は、他のガーミンウォッチにはない特徴と言えるでしょう。
各モデルの選び方
Venu X1がおすすめの方:
- ● 大画面での情報表示を重視する
- ● スタイリッシュなデザインを求める
- ● 日常使いとフィットネスのバランスを重視
- ● 軽量で薄型のウォッチを好む
- ● フルカラーマップや豊富なスマート機能を活用したい
- ● サファイアクリスタルレンズやチタン製ケースバックの質感を求める
Venu 4がおすすめの方:
- ● バッテリー持続時間を重視する
- ● 円形の伝統的なウォッチデザインを好む
- ● ECG機能が必要
- ● 予算を抑えたい
- ● 手首のサイズに合わせてサイズを選びたい(41mm/45mm)
Forerunner 970がおすすめの方:
- ● 本格的にランニングやトライアスロンに取り組んでいる
- ● 専門的なランニング指標が必要
- ● 長時間のトレーニングやレースに対応できるバッテリーが必要
- ● トラック練習を頻繁に行う
- ● ランニングに特化した機能を最大限活用したい
fenix Eがおすすめの方:
- ● Fenixブランドの堅牢なイメージを重視する
- ● 円形デザインを好む
- ● 将来的にFenix 8へのアップグレードを考えている
- ● 基本的なGPS機能で十分(マルチバンドGPSは不要)
Venu X1は、ライフスタイルとフィットネスの両立を求める方にとって、新しい選択肢となる魅力的なモデルです。
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